第四話 その18

オペレーター:『・・人型アンドロイドも、人間の様に苦悶の表情を浮かべるのか・・一度、試してみたくてね・・』
ラー:『とてもいい趣味とは言えないわね・・・・いかにも、貴方みたいな下衆のやりそうな事だけど・・』
オペレーター:『おっと、この高熱線には触れるなよ・・・・黒こげになると興が覚めるんでな。』

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オペレーター:『通常の人間の馬力は0.2〜0.3馬力・・鍛えているとは言え、お前の仲間が2馬力程度・・』
      :『アンドロイドのお前は50馬力・・・・そして・・この機械の圧縮力は300馬力!!』
ラー:『・・3、300馬力?・・・・くっ・・道理でびくともしない訳ね。』

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オペレーター:『ほらほら〜・・頑張らないと、スクラップになっちゃうぞ〜・・』
ラー:『・・・・・・・・』

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オペレーター:『・・流石に喋る余裕も無くなったか・・いや、無視してるのかな?』
ラー:「・・・・ノア・・グレイス・・どうやら、貴方達の役にはたてそうも無いわ・・ごめんね。」

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グレイス:『・・ああも防御を固められちゃ、手の打ちようがないわね・・・・しかも出入口閉鎖してるし・・・・』
    :『どうやら、あいつらの後ろにある出入口しか、ここからは出られない様ね。』
ノア:『先輩!!・・・・何か、時間稼ぎの様にも思えるんですが・・・・・・・・ラーの帰りが遅いのも気になるし・・・・』
グレイス:『確かにね・・・・よし!!・・敵の策に掛かるのも面白くないから、仕掛けてみようか。』
    :『ここからでは、建物が邪魔をしてアンテナを狙えないけど・・2階に上がれば簡単でしょ!?』
    :『私が相手の注意を引くから、ノアは隙を見て2階へ・・いい?』

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ノア:『・・解りました!!・・・・私、敵を倒したら、そのままラーを探しに行きます!!』
グレイス:『そうね・・じゃぁ、私は司令部を探してみるわ・・そうなると、そのリュック邪魔じゃない?』
ノア:『そうですね、さっきから動きにくいなぁとは思ってたんですよ・・ここに置いとこ。』
グレイス:『どうしたのよ?・・亀みたいに固まっちゃって!!・・・・私達の強さにびびっちゃったの?』

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ノア:「・・・・そうそう良い感じよ・・・・・・」

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ノア:「・・・・先輩に気を取られているうちに・・・・」

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ノア:『えい!?』

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ノア:『先輩!!・・・・うまく行きましたよ!!・・・・早速、私はラーを探しに行ってきますね!!』

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グレイス:『まだ罠があるかもしれないから、十分気を付けるのよ〜「今の手際の良さ・・結構やるじゃない!!」』

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リリス:『ノアちゃん!?・・静かに!!・・この施設に紛れ込んだ不穏な連中を追跡してるのよ・・こっちに来なかった』
ノア:『いえ・・誰も来てないと思いますよ・・・・もしかして私達の事かしら?』
リリス:『やだわ・・・・ノアちゃんなら追跡してる時に気付くわよ!!・・・・そっちを警戒してくれる?』

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ノア:『そうですよね・・あ、心当たりはありますよ・・ここの管理ロボを操って、私達に攻撃を仕掛けて来た奴!?』
  :『管理ロボが急に攻撃を仕掛けてきたから、間違いないと思いますよ!!』

追記

ノア達は不穏分子の存在は知っていますが、リリスが当事者と言う事には、今の段階では気付いていません。
つづく

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第四話 その17

リリス:『ふふふ・・・・この様な場所でグレイスに復讐する機会が転がり込んでくるとは・・・・』
オペレーター:『この長髪の女の事ですね?・・・・リリス様、この女と何か因縁でも?』
リリス:『・・以前、私が所属していたテロ組織を壊滅させられたのよ・・・・たった一人のこの女にね。』

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オペレーター:『・・・・こ、この女・・そんな凄腕の捜査官なんですか?・・で、では・・脱出の準備を急がなくては!!』
リリス:『そう急くな・・先程入手した、あれを使うぞ・・・・急いで用意してくれ!!』
オペレーター:『コピーを取ってないので・・エキドナ様に怒られてしまいませんか?』
リリス:『私が無事生還すれば良いだけの事だろう?・・・・お前が気にするほどの事では無い。責任は私が取る!!』
オペレーター:『りょ、了解いたしました・・・・発症まで30分程必要と思われますので、注意してください!!』
リリス:『・・普通では勝ち目は無いが、これを使えば・・それより、先程脱出したラーはお前の好きにしろ。』
   :『同じアンドロイド同士・・興味が無い訳でもないんだろ?・・可愛がってやるが良い!!』

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ノア:『至近距離ではさすがに発砲しない様ね・・・・助かるわ・・』
グレイス:『・・・・ノア!!・・・・後ろ!!』

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グレイス:『何やってるのよ!!・・・・ラーにもらったブーメランを使うのよ!!』
ノア:『!?・・・・そっか・・ノア・ブーメラン!!』

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グレイス:『よし!!・・いや、浅いか!?・・角だけでは・・・・あのままだと着地を狙われる・・・・今、そっちに行くわ・・』

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ノア:『!?・・どう言う事?・・反撃してこない?・・いや、動かない?・・どう言う事?』
グレイス:『角?・・そうか!!・・メインコンピューターからの指示を受ける、アンテナって事ね。そうと解れば!!』
    :『ノア!!・・・・こいつの弱点は角よ!!・・・・この角は、アンテナの役割をしてるのよ・・多分!!』

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ノア:『多分って・・・・でも、動きが止まったと言う事は、そう考えれるわね・・・・よ〜し!!』
  :『ラーが殺傷能力を高めてくれたから、逆に、使うのを躊躇してたけど・・相手がロボットなら・・えい!!』

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オペレーター:『こ、こいつら・・どこにこんな武器を?・・このままではリリス様が着く前に全滅してしまう・・』
      :『全員、防御に徹しろ!!・・何としてでも時間を稼ぐんだ・・この上、ラーが武器を持ってきたら・・』

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ラー:『あれ?・・この通路って来た時は通れたと思ったけど・・気のせいかしら・・いや、やはり通ったわ・・・・』
  :『グレイス達が派手に暴れて通路の規制でも始まったのかしら?・・・・早く武器を届けたいのに・・』

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ラー:『・・・・ここも行き止まり・・・・向こうも?・・・・しまった・・どうやら閉じ込められてしまった様ね。』
オペレーター:『・・アンドロイドの最高傑作といわれたShukky社製タイプCもこんな簡単な罠に掛かるんだな?』
ラー:『・・・・何者か知らないけど、私を知ってるのならこんな事しても無駄って事ぐらい解らないの?』
オペレーター:『君の能力も、施設の耐久性も、全て理解の上で実行にうつしてるんだがね・・試してみるかね?』
ラー:『やめとくわ・・ハッタリでは無さそうだし・・でも、私を閉じ込めただけでは何の解決にもならないわよ?』
オペレーター:『・・正にその通りだな・・だが、これで終わりとは誰も言って無いと思うが?・・その部屋に入れ!!』
      :『おっと・・武器と箱はそこに置いて行け・・天井から出てきたのは超音波パルス装置だ!!』
ラー:『・・・・言う事を聞かないと・・って訳ね・・・・気の小さい男ね・・貴方、女の子にもてないでしょ?』

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オペレーター:『減らず口を叩くな・・・・お前は、俺に生かされてるんだ・・何が最後の言葉になるか分らんぞ!!』
ラー:『・・言う通りにしたわよ?・・次は何をすれば良いの?・・・・命乞いでもしたら許してもらえるのかしら?』

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オペレーター:『余裕でいられるのもここまでだ・・・・』

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追記
今回の話は当初の目標では第20話で完結する予定だったのですが・・・・微妙なところとなりました(汗
そもそも、始めた頃は短編を綴っていく予定だったのに・・・・あまりだらだらと長いのもどうかと思ってます。
話は変わりますが、今回の最後の方でラーさんが閉じ込められてしまった部屋はaemi1970さんのFree配布品を使用させていただいております。このPropもいつもと同様、秀逸な一品となっております。興味がある方は右のリンク集から訪問する事をおすすめいたします。また、この場をお借りしてお礼申し話げます!!

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第四話 その16

オペレーター:『うん?・・メインコンピューターに管理ロボから通信が入ってますね。』
リリス:『管理ロボ?・・・・あぁ・・アイテム配送センターの管理官ロボの事ね・・何て言ってきてるのかしら?』
オペレーター:『予定に無い、転送物あり・・・・武装モードにて待機中・・・・指示ください・・・・との事です。』
リリス:『・・で?・・・・メインコンピューターは、あいつらにどんな指示を出してるの?』
オペレーター:『・・武装モードのまま待機・・・・所属と身分の確認をしろ・・・・と指示をだしてますね。』

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リリス:『はっはっはっは・・手緩い辺りが、いかにも連邦政府が作った物らしいわ・・人なら処分、物なら確保!!』
オペレーター:『よ、宜しいのですか?・・もしも、連邦の関係者だった場合、まずくはないですか?』
リリス:『だったら尚更の事じゃない!!・・第一、関係者なら許可も無くこの転送装置を使う訳が無いでしょ?』
   :『でも、そうだった場合面白いわね・・メインモニターに映像をだしてくれる?』

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ノア:『・・・・あ、あれが管理官ロボね!?・・・・我々には抗戦の意思はありません。武装の解除をお願いします!!』
グレイス:『武器庫ともなると、さすがに警戒が厳重ね・・・・ましてや、連邦警察の管轄地ともなると・・・・』
ラー:『そうね・・管理官がロボットで助かったわ・・これが人間だったら、有無をも言わさず撃ってきてるかも。』

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リリス:『あら〜?・・・・ノアちゃんじゃない・・どういった経緯で、此処に居るのか興味深いわね。』
   :『しかも、お友達まで連れちゃって・・・・ん?・・この右の長髪の女・・グレイス・・そうよ、グレイスだわ!!』
オペレーター:『もう一人の左の女・・いえ、アンドロイドは【maccha探偵社】のラーですね。』
リリス:『maccha探偵社御一行かぁ・・・・macchaが居ないのが残念だけど、これはこれで十分、楽しめそうね!!』
   :『さて・・と・・・・どうしよっかな〜・・・・あ、まずは武器を貰っとこうかしら・・』
オペレーター:『了解しました・・・・その後は・・・・ふ、服も脱がすんですか?』
リリス:『はぁ?・・・・このBlog・・そんな事しちゃいけない所なのよ。読者に変な期待させないの!!』

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管理官A:『再度、メインコンピューターより入電・・・・人なら処分・・物なら確保・・以上です。』
    :『いや・・更に入電・・武装の解除を要求しろ・・です。』
管理官長:『・・・・武装の解除をせよ・・・・抗戦の意思が無いのなら、武器をこちらに渡しなさい!!』
ラー:『当然の要求ね・・・・ここは従いましょう!!』
グレイス:『・・・・武器が無いってのは心細いものね・・・・お気に入りの銃なんだから、大事に扱ってよね!!』

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ノア:『従ったわよ!!・・・・そろそろ、私達の話も聞いてくれる?』
管理官長:『総員構え〜〜〜〜・・・・撃て〜〜〜〜!!』

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ノア:『え?』
グレイス:『何ボーッとしてるのよ!!・・・・散開して!!』

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ノア:『・・ひっど〜い・・こっちは抗戦の意思は無いって言ってるのに〜・・・・でも、急にどうしたのかしら?』
ラー:『おかしい・・攻撃する意思があるなら、最初からしてきたはず・・メインコンピューターの異常?』
グレイス:『弾痕が残らない・・・・ショック波か・・・・そりゃ、そうよね・・ロボットが殺人出来る訳ないもんね。』
     :『!?・・・・あ〜〜・・大事に扱えって言ったのに、お気に入りの銃が〜!!』

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グレイス:「そう言えば!?・・あのタイヤキとか言うロボット、此処が武器配送センターって言ってたわ!!」
    :「ラー!!・・聞こえる?・・・・私達があいつらを引き付けておくから、武器を探して来て!!」

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ラー:「分かったわ・・・・あなたの事だから大丈夫だと思うけど・・無茶しちゃ駄目よ!!・・ノアの事頼むわね。」

解説

連邦政府の技術研究所の担当者に確認したところ、今回の新型ロボットについてお話をいただけました。
外部からのハッキングには何重ものプロテクトをかけてあり、5分ごとに暗証番号がランダムで書き換えられる為、製作者の自分達ですら、容易にメンテナンスを行う事も出来ないそうです。これはこれで問題かと思いますが・・・・肝心のメインコンピューターは外部からの通信を受ける機能すら無いそうです。なので、直接、操作しなければいけないんですが・・・・逆を言うと直接なら、操作ができるんですよね。
この辺りについて、つっこんでみたのですが・・・・担当者曰く、当連邦政府及び連邦警察の屈強な警戒を潜り抜ける事の方が難しいので、考慮する必要はないとの事でした・・・・なんだかなぁ〜

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