第四話 その17

リリス:『ふふふ・・・・この様な場所でグレイスに復讐する機会が転がり込んでくるとは・・・・』
オペレーター:『この長髪の女の事ですね?・・・・リリス様、この女と何か因縁でも?』
リリス:『・・以前、私が所属していたテロ組織を壊滅させられたのよ・・・・たった一人のこの女にね。』

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オペレーター:『・・・・こ、この女・・そんな凄腕の捜査官なんですか?・・で、では・・脱出の準備を急がなくては!!』
リリス:『そう急くな・・先程入手した、あれを使うぞ・・・・急いで用意してくれ!!』
オペレーター:『コピーを取ってないので・・エキドナ様に怒られてしまいませんか?』
リリス:『私が無事生還すれば良いだけの事だろう?・・・・お前が気にするほどの事では無い。責任は私が取る!!』
オペレーター:『りょ、了解いたしました・・・・発症まで30分程必要と思われますので、注意してください!!』
リリス:『・・普通では勝ち目は無いが、これを使えば・・それより、先程脱出したラーはお前の好きにしろ。』
   :『同じアンドロイド同士・・興味が無い訳でもないんだろ?・・可愛がってやるが良い!!』

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ノア:『至近距離ではさすがに発砲しない様ね・・・・助かるわ・・』
グレイス:『・・・・ノア!!・・・・後ろ!!』

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グレイス:『何やってるのよ!!・・・・ラーにもらったブーメランを使うのよ!!』
ノア:『!?・・・・そっか・・ノア・ブーメラン!!』

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グレイス:『よし!!・・いや、浅いか!?・・角だけでは・・・・あのままだと着地を狙われる・・・・今、そっちに行くわ・・』

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ノア:『!?・・どう言う事?・・反撃してこない?・・いや、動かない?・・どう言う事?』
グレイス:『角?・・そうか!!・・メインコンピューターからの指示を受ける、アンテナって事ね。そうと解れば!!』
    :『ノア!!・・・・こいつの弱点は角よ!!・・・・この角は、アンテナの役割をしてるのよ・・多分!!』

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ノア:『多分って・・・・でも、動きが止まったと言う事は、そう考えれるわね・・・・よ〜し!!』
  :『ラーが殺傷能力を高めてくれたから、逆に、使うのを躊躇してたけど・・相手がロボットなら・・えい!!』

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オペレーター:『こ、こいつら・・どこにこんな武器を?・・このままではリリス様が着く前に全滅してしまう・・』
      :『全員、防御に徹しろ!!・・何としてでも時間を稼ぐんだ・・この上、ラーが武器を持ってきたら・・』

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ラー:『あれ?・・この通路って来た時は通れたと思ったけど・・気のせいかしら・・いや、やはり通ったわ・・・・』
  :『グレイス達が派手に暴れて通路の規制でも始まったのかしら?・・・・早く武器を届けたいのに・・』

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ラー:『・・・・ここも行き止まり・・・・向こうも?・・・・しまった・・どうやら閉じ込められてしまった様ね。』
オペレーター:『・・アンドロイドの最高傑作といわれたShukky社製タイプCもこんな簡単な罠に掛かるんだな?』
ラー:『・・・・何者か知らないけど、私を知ってるのならこんな事しても無駄って事ぐらい解らないの?』
オペレーター:『君の能力も、施設の耐久性も、全て理解の上で実行にうつしてるんだがね・・試してみるかね?』
ラー:『やめとくわ・・ハッタリでは無さそうだし・・でも、私を閉じ込めただけでは何の解決にもならないわよ?』
オペレーター:『・・正にその通りだな・・だが、これで終わりとは誰も言って無いと思うが?・・その部屋に入れ!!』
      :『おっと・・武器と箱はそこに置いて行け・・天井から出てきたのは超音波パルス装置だ!!』
ラー:『・・・・言う事を聞かないと・・って訳ね・・・・気の小さい男ね・・貴方、女の子にもてないでしょ?』

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オペレーター:『減らず口を叩くな・・・・お前は、俺に生かされてるんだ・・何が最後の言葉になるか分らんぞ!!』
ラー:『・・言う通りにしたわよ?・・次は何をすれば良いの?・・・・命乞いでもしたら許してもらえるのかしら?』

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オペレーター:『余裕でいられるのもここまでだ・・・・』

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追記
今回の話は当初の目標では第20話で完結する予定だったのですが・・・・微妙なところとなりました(汗
そもそも、始めた頃は短編を綴っていく予定だったのに・・・・あまりだらだらと長いのもどうかと思ってます。
話は変わりますが、今回の最後の方でラーさんが閉じ込められてしまった部屋はaemi1970さんのFree配布品を使用させていただいております。このPropもいつもと同様、秀逸な一品となっております。興味がある方は右のリンク集から訪問する事をおすすめいたします。また、この場をお借りしてお礼申し話げます!!

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第四話 その16

オペレーター:『うん?・・メインコンピューターに管理ロボから通信が入ってますね。』
リリス:『管理ロボ?・・・・あぁ・・アイテム配送センターの管理官ロボの事ね・・何て言ってきてるのかしら?』
オペレーター:『予定に無い、転送物あり・・・・武装モードにて待機中・・・・指示ください・・・・との事です。』
リリス:『・・で?・・・・メインコンピューターは、あいつらにどんな指示を出してるの?』
オペレーター:『・・武装モードのまま待機・・・・所属と身分の確認をしろ・・・・と指示をだしてますね。』

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リリス:『はっはっはっは・・手緩い辺りが、いかにも連邦政府が作った物らしいわ・・人なら処分、物なら確保!!』
オペレーター:『よ、宜しいのですか?・・もしも、連邦の関係者だった場合、まずくはないですか?』
リリス:『だったら尚更の事じゃない!!・・第一、関係者なら許可も無くこの転送装置を使う訳が無いでしょ?』
   :『でも、そうだった場合面白いわね・・メインモニターに映像をだしてくれる?』

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ノア:『・・・・あ、あれが管理官ロボね!?・・・・我々には抗戦の意思はありません。武装の解除をお願いします!!』
グレイス:『武器庫ともなると、さすがに警戒が厳重ね・・・・ましてや、連邦警察の管轄地ともなると・・・・』
ラー:『そうね・・管理官がロボットで助かったわ・・これが人間だったら、有無をも言わさず撃ってきてるかも。』

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リリス:『あら〜?・・・・ノアちゃんじゃない・・どういった経緯で、此処に居るのか興味深いわね。』
   :『しかも、お友達まで連れちゃって・・・・ん?・・この右の長髪の女・・グレイス・・そうよ、グレイスだわ!!』
オペレーター:『もう一人の左の女・・いえ、アンドロイドは【maccha探偵社】のラーですね。』
リリス:『maccha探偵社御一行かぁ・・・・macchaが居ないのが残念だけど、これはこれで十分、楽しめそうね!!』
   :『さて・・と・・・・どうしよっかな〜・・・・あ、まずは武器を貰っとこうかしら・・』
オペレーター:『了解しました・・・・その後は・・・・ふ、服も脱がすんですか?』
リリス:『はぁ?・・・・このBlog・・そんな事しちゃいけない所なのよ。読者に変な期待させないの!!』

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管理官A:『再度、メインコンピューターより入電・・・・人なら処分・・物なら確保・・以上です。』
    :『いや・・更に入電・・武装の解除を要求しろ・・です。』
管理官長:『・・・・武装の解除をせよ・・・・抗戦の意思が無いのなら、武器をこちらに渡しなさい!!』
ラー:『当然の要求ね・・・・ここは従いましょう!!』
グレイス:『・・・・武器が無いってのは心細いものね・・・・お気に入りの銃なんだから、大事に扱ってよね!!』

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ノア:『従ったわよ!!・・・・そろそろ、私達の話も聞いてくれる?』
管理官長:『総員構え〜〜〜〜・・・・撃て〜〜〜〜!!』

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ノア:『え?』
グレイス:『何ボーッとしてるのよ!!・・・・散開して!!』

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ノア:『・・ひっど〜い・・こっちは抗戦の意思は無いって言ってるのに〜・・・・でも、急にどうしたのかしら?』
ラー:『おかしい・・攻撃する意思があるなら、最初からしてきたはず・・メインコンピューターの異常?』
グレイス:『弾痕が残らない・・・・ショック波か・・・・そりゃ、そうよね・・ロボットが殺人出来る訳ないもんね。』
     :『!?・・・・あ〜〜・・大事に扱えって言ったのに、お気に入りの銃が〜!!』

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グレイス:「そう言えば!?・・あのタイヤキとか言うロボット、此処が武器配送センターって言ってたわ!!」
    :「ラー!!・・聞こえる?・・・・私達があいつらを引き付けておくから、武器を探して来て!!」

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ラー:「分かったわ・・・・あなたの事だから大丈夫だと思うけど・・無茶しちゃ駄目よ!!・・ノアの事頼むわね。」

解説

連邦政府の技術研究所の担当者に確認したところ、今回の新型ロボットについてお話をいただけました。
外部からのハッキングには何重ものプロテクトをかけてあり、5分ごとに暗証番号がランダムで書き換えられる為、製作者の自分達ですら、容易にメンテナンスを行う事も出来ないそうです。これはこれで問題かと思いますが・・・・肝心のメインコンピューターは外部からの通信を受ける機能すら無いそうです。なので、直接、操作しなければいけないんですが・・・・逆を言うと直接なら、操作ができるんですよね。
この辺りについて、つっこんでみたのですが・・・・担当者曰く、当連邦政府及び連邦警察の屈強な警戒を潜り抜ける事の方が難しいので、考慮する必要はないとの事でした・・・・なんだかなぁ〜

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第四話 その15

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ラー:『・・・・やっぱり!!・・ノア、何故ここに?・・貴方、連邦警察の研修中じゃないの?』
ノア:『・・ラー?・・・・なんで?・・ってか、ここ、一体何処?』
グレイス:『ノア?・・・・ラー、その子・・一体、何者?』
ラー:『そっか、グレイスとノアは初対面だったわね・・・・貴方の後輩よ。』
グレイス:『後輩?・・・・あぁ、そう言えば・・二年程前に入社して来た子が居たわね・・もう、辞めたと思ってた。』
ノア:『・・先輩?・・・・え〜!!・・・・もしかして連邦警察テロ対策特別部隊【グァリエント】に召集された・・』

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ラー:『そう・・グレイスよ。貴方と入れ替わりで戻ってきて、休暇も取らずに捜査に加わってるのよ。』
グレイス:『ラー・・加わってるんじゃなくて、無理矢理、捜査させられてる・・の間違いでしょ!?』
ノア:『捜査って?』
ラー:『エキドナに拉致されたフィーナが、ここ【スタグフォン洞窟】に監禁されてるって情報を入手して・・』
  :『そんな事より、あと10分程でここが爆発しちゃうのよ・・急いで脱出しなくちゃ!!』
グレイス:『ん?・・・・また、何か転送されてくるみたい・・・・今度こそ敵かも・・』

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ノア:『!?・・・・タイヤキ!!・・・・やっぱり来てくれたのね!?』
グレイス:『タイヤキ?・・・・次から次へと訳の分かんないのが来るわね?』
ラー:『!?・・・・この形、どこか見覚えが・・・・あ〜・・もしかして、貴方・・連邦政府研究所が秘密裏に開発した・・』
タイヤキ:『・・ほぉ・・私をご存じとは、お目が高い!!・・・・そう言う貴方は【Shukky社】製の傑作アンドロイド・・』
グレイス:『・・積もる話は後にして・・転送の準備を急いでよ・・時間が無いんだから!!』
ノア:『・・・・待って・・転送装置を操作する人はどうなるの?・・・・脱出出来ないんじゃない?』

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ラー:『そんな事は、とうに承知してるわよ・・・・私が操作するから、貴方達は早く転送装置に乗って!!』
ノア:『そんな事出来る訳ないじゃない!!・・・・いいわ、私が操作するから、みんな行って!!』
グレイス:『新人のくせに偉そうに・・ラーもラーよ・・あんたが居なくなったら、今後うちはどうなるのよ!?』
    :『私がやるわ!!・・・・みんな、用意して!!・・オペや新人にやらせたとあっては、先輩の立場が無いわ。』
タイヤキ:『何をそんなに急いでいるのかは知りませんが、皆さんを私が転送して、私はそっちの古い装置で・・』
    :『と言うのはどうですか?・・・・もっとも、私が転送出来る場所は限られますが・・・・』

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ノア:『そっか!!・・・・武器を出した時の魔法陣・・とすると、行先って・・』
タイヤキ:『そうです・・連邦警察演習地【エリア99】の武器配送センターです。本来なら許されない事ですが』
    :『人命に関わる以上、已むを得ないでしょう・・・・それでは準備してください・・・・行きますよ!!』

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タイヤキ:『武器庫には連邦警察の武器管理官が居ます。事情を説明すれば分かってもらえると思います。』
ノア:『私達の事より、早く貴方も脱出するのよ!!・・・・何せ、洞窟爆破まで5分も無いんだから!!』
タイヤキ:『は?・・そんなの初めて聞きましたよ!!・・・・早く言ってくださいよ・・こうしちゃいられない!!』

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管理官A:『おかしいな・・転送装置が動いている・・物資の転送予定は無い筈だが・・管理官長、如何します?』
管理官長:『予定外の転送!?・・そんな事があるはずが無い!!・・テロリスト共かも知れん。司令室に連絡しろ。』

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管理官A:『司令室・・応答願います!!・・・・聞こえますか?・・司令室、応答願います!!』
管理官長:『総員・・第一次戦闘配備、対人リミットを解除せよ!!・・・・繰り返す・・対人リミットを解除せよ!!』

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解説
連邦警察管轄演習地【エリア99】内で、行われている研修。
小さいメダルを集めると、アイテムと交換できます。
このルールを支える為に2つの物が開発されました。
一つは簡易転送システムです。いかにも画期的な発明の様ですが、座標の操作は出来ない為、目下、連邦政府技術部の方で改良を検討中との事です。
そして、もう一つが転送するアイテム及びエリア(武器庫)を管理する為に必要な管理ロボです。
アイテムの管理は従来のロボットでも出来るのですが、今回開発されたロボットは、対人リミッターをカットする事によって、人に危害(ショックビーム)を加える事も出来ます。もちろん、プロテクトが何重にもかけられていて、現在の段階ではハッキングは絶対に不可能との事です。
今回は、武器庫を管理している都合上、異常を認めた時点で対人センサーのリミット解除がされた様です。
(通常は、危害を加えられた場合のみ、リミット解除をする様、設計されています。)
また、この辺りが今後改良の余地が必要かと思われますが、管理ロボはメインコンピューターの指示にのみ従います。なので、今回の様にエキドナの様な連中がメインコンピューターを扱っていても服従してしまうのです。
・・・・あれ?・・・・これって立派なハッキングだよなぁ〜・・・・知らなかった事にしとこ。

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